ポケカのサプライケースを作った話
ポケモンカード、やっていますか?
僕は1ヶ月に1度くらいやっています。
休日の大会はなかなか予定が合いません。
もっぱら観る専です。世界大会、とても熱いので是非是非見てください。
オススメはWCS2017シニア決勝です。
実況もわかりやすい上に内容も激アツで凄い試合です。
さて、ポケモンカードってカード以外に必要なものが沢山あるんですね。
- ダメージカウンター
- コイン
- 毒・火傷マーカー
- GXマーカー
皆さんこれらをまとめて入れる容器を用意されてると思います。
ポケカを始める上で僕は困りました。
金属やプラスチックのケースに入れると鞄の中でガチャガチャうるさく、
小さい巾着に入れるとデッキケースにしまい辛くなってしまいますし、使うときにひっくり返さなければなりません。
作りましょう。
目標は3つ
- サプライが鞄の中で音を立てない
- デッキケースに収納しやすい
- 対戦中サプライを取り出しやすい
はじめに、作りたい物の絵を描きます。
・デッキケースに収納した時に見栄えが良いように外寸を普段使っているUltraProのスリーブのサイズ(92×66)に合わせよう。
・ケースと蓋で挟むように収納しよう。
・蝶番はホームセンターで売っていたこの寸法のものを使おう。
・ダイスは13個(バトル場に3個、ベンチに2個×5匹計算)以上欲しいが扱い易いように出来るだけ大きい物を選ぼう。
・1番小さい8mmダイスでも公式のGXマーカーの収納は難しい
→GXマーカーも自作しよう。
・毒、火傷マーカーはGXマーカーの下に配置しよう。・毒、火傷マーカーのサイズからGXマーカーの寸法は26~30×60mmが良さそう。
・コインも含めて全体の配置を考えるとダイスは10mmの物を15個収納できそう。
→13個以上なのでOK!
こんな事を決めながら絵を描きます。また、実際に並べたりもして配置を考えています。
絵と並行して肝心のサプライを揃えます。
・ダメージカウンター
ポケモンカードではダイスでの代用が公式大会でも認められています。
東急ハンズで1個20円くらいの10mmダイスを15個買いました。
イオン等の玩具売り場でも10mmダイスを入手できますが、寸法の精度があまり良くありません。
比較すると一目瞭然。
・コイン
・毒、火傷マーカー
コインは子供の頃に買ってもらったルカリオくんの柄のコイン、
毒、火傷マーカーはプレミアムトレーナーBOXの金属製マーカーを使います。 (ケースの制作中は紙製のもので代用しています)
次に詳細な寸法を決めます。
描いた絵を材料と加工方法を考えながら詳細な寸法を決めてCADに起こします。
こんな感じ、
・蓋部分は5.5mmのMDF
・入れ物部分は9mmのMDF
・勝手に開かないように蓋にマグネットを仕込む
・コイン表面はスポンジで抑えて傷を防ぐ。
・コインと毒、火傷マーカーを押して取り出せるようにする。
CADに起こしながら考えたことはこんな所でしょうか。
作ります。
さて、パソコンの中に完成品が見えたらゴールはすぐそこです。
はじめは、GXマーカーから。
ABSという樹脂の板材をお皿状に切削し、その中にMDFをはめ込みます。
はめ込んだMDFに自作GXマーカーのデザインを刻印します。
完成!
次は本命のサプライケースを作ります。
はじめに材料を切り出します。
形が見えてきました。
写真のGXマーカーは試作のものです。
蓋にマグネットを取り付けます。
マグネットはホームセンターで見かけた小さなネオジム磁石を使いました。
蝶番を取り付けます。
これもホームセンターで買った真鍮製のものです。
さて、完成形が見えてきました。
このままでは上面が寂しいですね。
海外のPTCGロゴにPGLのカプ・テテフのイラストを重ねチョイチョイした画像を作ります。
これを上面に刻印して完成!
今は塗装しても良かったかなぁと思っています。
それでも凄く気に入っていて、使い易く、時々褒めて頂いたりして僕はとても満足しています。
ではまた
……実はまだ磁石の受けを取り付けていません。
また後程。